Trello無料版は個人でどこまで使える?ボード10枚・10人の上限と有料の違い
「案件ごとにボードを作っていたら、そろそろ枚数が心配になってきた」「手伝ってくれる人を1人だけ呼びたいけれど、無料のままで足りるのか分からない」。Trelloの無料プランで個人がつまずくのは、機能の少なさではありません。数で決まっている4つの上限です。この記事では、Trello公式の料金ページと公式ヘルプに書かれている内容だけを使って、無料版でできること・できないことの境界線を整理します。ボードは何枚まで作れるのか、何人まで招待できるのか、そして個人で使ったときにどの上限から先に埋まるのかを順番に見ていきます。有料プランに上げるか無料のまま運用で粘るかは症状別の判断表で切り分けられるようにし、Trello以外に移る前の確認点まで扱います。
Trello無料版でできることとできないことの境界線
Trelloの無料プラン(Free)は、タスクをカードにして並べる基本的な使い方であれば、何も制限を感じずに使えます。制限がかかるのは「量」と「見せ方」の2か所です。まずは、どこまでが無料の範囲なのかをはっきりさせておきます。
Trello無料版のまま何年でも使えるのか?
使えます。公式の料金ページでFreeプランは「$0 USD」と記載されており、利用できる期間についての条件は書かれていません。日数が来たら止まる体験版ではなく、上限の中に収まっている限り続けられる無料プランです。したがって、無料で使い続けられるかどうかを決めるのは期間ではなく、次の章で挙げる4つの数値に自分の使い方が収まるかどうかになります。
Trello無料でできる代表的な6つ
公式の料金ページがFreeプランに含めているものから、個人利用で関係の深い6つを挙げます。合わせて、Freeには含まれず上位プランの欄に書かれている代表的なものも並べました。
| 無料プランでできること | 無料プランに含まれていないこと |
|---|---|
| カードを無制限に作る | ボードを無制限に作る(Standard以上に記載) |
| カードに担当者と期限を付ける | 詳細チェックリスト・カスタムフィールド(Standard以上に記載) |
| iOS・Androidのモバイルアプリを使う | カレンダー・タイムラインなどのビュー(Premium以上に記載) |
| 1ボードにつき無制限のPower-Upを入れる | AI(Atlassian Intelligence)(Premium以上に記載) |
| 2要素認証で保護する | コマンドの実行が無制限(Premium以上に記載) |
| 無制限のアクティビティログを見る | 組織全体の権限や公開ボードの管理(Enterpriseに記載) |
並べてみると、1枚のボードの中で完結する機能はほぼ無料で使えることが分かります。逆に、ボードの枚数を増やす、複数のボードを横断して1つの画面で見る、という方向はいずれも有料プランの欄に置かれています。
ボード・リスト・カードという構造だけ先に確認する
上限の話を読むうえで、Trelloの入れ物の順番だけ押さえておきます。いちばん外側がワークスペース、その中にボード、ボードの中に縦の列であるリスト、リストの中に1件ずつのカードが入ります。数が決まっているのは、ワークスペースの単位(ボードの枚数・コラボレーターの人数・コマンドの実行回数)と、ファイルの単位(添付の容量)の2種類です。料金ページの記載を見るかぎり、ボードやカードの単位で数が決まっているものはありません。この違いを意識すると、あとの数値が読みやすくなります。使い方そのものを一から知りたい場合は、他のツールと並べて選び直せる個人・フリーランス向けタスク管理ツールおすすめ8選も参考にしてください。
Trello無料プランで数が決まっているのは4つ|ボード10枚・コラボレーター10人

Trelloの無料プランで数が決まっているのは4つです。よく上限があると誤解されるカードは、実は無制限です。数値はすべて公式の料金ページから取っています。ボードの10枚だけは料金ページの表記に条件が付くため、公式ヘルプの記載も併せて確認します。
ワークスペースあたりボードは10枚まで
Freeプランのボードはワークスペースあたり最大10枚です。数えられる単位がアカウントではなくワークスペースである点が重要で、10枚はワークスペースごとに与えられます。プランカードには「業務を整理したい個人または小規模なチーム向け」と書かれており、想定されている規模もこの枚数に表れています。
ただし、この10枚には料金ページの表記だけでは分からない大事な条件が付きます。公式のヘルプには、無料のワークスペースで同時に開いておけるボードは10枚までで、閉じたボードは実質的にアーカイブされた状態になり、10枚の枠に空きがあれば開き直せる、と書かれています。つまり数えられているのは作った累計ではなく、開いている状態のボードの数です。終わった案件のボードを閉じれば枠は戻り、必要になったら開き直せます(英語原文: “A free Trello Workspace has a limit of 10 boards open at a time.” / “Closed boards can be reopened, as long as there is space for them in the 10-boards limit.” 出典: support.atlassian.com/trello/docs/why-cant-i-create-a-board/)。
コラボレーターはワークスペースあたり10人まで
公式のプランカードには「ワークスペースあたり 10 コラボレーターまで無料」と記載されています。1人で使っているうちは意識しませんが、外注先やクライアントを招く運用にすると、この10という数が効いてきます。ここもボードと同じくワークスペース単位なので、招く相手が案件ごとに違う場合は、どのワークスペースに入れるかを決めてから招待する必要があります。
自動化(コマンドの実行)は月250回まで
Trelloには標準で自動化の機能があり、Freeプランの公式の記載は「ワークスペースでのコマンドの実行 250 回/月」です。月あたりの実行回数で数えられるため、頻繁に動く仕掛けほど月の途中で使い切りやすくなります。Standardの欄には1,000回/月、Premiumの欄には無制限と記載があるため、自動化を主役に据えるほど上のプランが必要になります。
添付ファイルは1ファイル10MBまで
Freeプランのストレージは「無制限のストレージ (10MB/ファイル)」という書き方です。合計容量には制限がなく、1ファイルあたりのサイズだけが10MBで頭打ちになります。テキストやスクリーンショットを貼るぶんには困りませんが、動画やデザインの元データをカードに直接付ける使い方には向きません。Standardの欄は250MB/ファイルなので、25倍の差があります。
カードには枚数の制限がない
上の4つに対して、カードだけは数が決められていません。公式の記載は「無制限のカード」です。つまり、1枚のボードの中でタスクを増やしていくぶんには、無料のままいくらでも増やせます。ここまでを表にまとめます。
| 項目 | 無料プランの上限 | 出典 |
|---|---|---|
| ボード | ワークスペースあたり最大10枚(同時に開いておける数) | trello.com/ja/pricing / 公式ヘルプ「Why can’t I create a board?」 |
| コラボレーター | ワークスペースあたり10人まで | trello.com/ja/pricing |
| 自動化(コマンドの実行) | 250回/月(ワークスペースあたり) | trello.com/ja/pricing |
| 添付ファイル | 無制限のストレージ(10MB/ファイル) | trello.com/ja/pricing |
| カード | 無制限 | trello.com/ja/pricing |
| Power-Up | 1ボードにつき無制限 | trello.com/ja/pricing |
| アクティビティログ | 無制限 | trello.com/ja/pricing |
| 担当者と期限 | 使える | trello.com/ja/pricing |
| モバイルアプリ(iOS / Android) | 使える | trello.com/ja/pricing |
| 2要素認証 | 使える | trello.com/ja/pricing |
数が決まっているのは上の4行だけで、それ以外は無制限か「使える」と書かれています。無料プランで手が止まるとしたら、原因は必ずこの4行のどれかです。
Trello無料版を個人で使うとどの上限に最初にぶつかるのか?

1人で使う場合、最初に効いてくるのはボードの10枚です。コラボレーターの10人は招く相手がいなければ関係がなく、自動化の250回も手作業中心なら減りません。添付の10MBも、テキストとスクリーンショット中心なら当たりません。ただし動画やデザインの元データをカードに直接付ける仕事なら、ボードより先にここで詰まります。案件ごとにボードを作る運用をしていると、ボードの枠だけが先に減っていきます。
案件ごとにボードを作るとボードの枠が先に減る
Trelloを使い始めたとき、案件を1つ受けるたびにボードを1枚作るのは自然な発想です。ボードを開けばその案件のことだけが見えるので、頭の切り替えが楽になります。ただし、この作り方はボードの枚数と案件の数が1対1で連動するため、受注が増えるほど枠が減る構造になっています。しかも、終わった案件のボードもそのまま置いておくと、稼働していないボードが枠を占め続けます。1人で回している人ほど、案件の数だけで上限に届くことになります。
ボードが増えると「今日やること」が1画面で見えなくなる
枚数の上限より先に不便を感じるのは、こちらかもしれません。ボードを分けると、案件ごとの見通しは良くなる代わりに、今日締切のカードが複数のボードに散らばります。朝いちばんに確認したいのは「今日やること」であって「A社の状況」ではないのに、ボードを1枚ずつ開いて回る手間が発生します。カードはいくらでも増やせるので、この横断の問題は使い込むほど大きくなります。
カレンダー・タイムラインのビューが無料プランに含まれていない影響
横断して見る手段として真っ先に思いつくのがカレンダーやガントチャートですが、公式の料金ページ上、カレンダー・タイムライン・テーブル・ダッシュボード・マップというビュー機能はPremium以上の欄に記載されています。一方でFreeプランには「1ボードにつき無制限のPower-Up」が含まれており、Power-Upとビュー機能の関係については料金ページに説明がありません。確実に言えるのは、料金ページが「ビュー」としてまとめている機能群はPremiumの追加分に置かれている、という事実だけです。期日を面で見る方法を先に確保しておきたい場合は、無料で使えるガントチャートツール5選で他の手段も比べておくと、判断がぶれません。
Trello無料版のまま上限に当たらないための運用
ボードの10枚は、使い方を変えれば当分届きません。ここではボードの枠を守る3つの方法と、自動化の250回を使い切らない組み方を順に挙げます。
ボードの枠を守る3つの方法
枠を守る方法は3つあります。①案件をリストで分けてボードを増やさない、②終わったボードを閉じて枠を空ける、③ワークスペースを分けて枠そのものを増やす、です。まず①で足りるかを試し、それでも枠が足りないときに②③へ進んでください。
①案件はボードではなくリストで分ける
ボードを1枚だけ作り、その中の縦の列(リスト)を案件名にします。「A社サイト改修」「B社バナー」「自社ブログ」のようにリストを並べ、カードをその下に積んでいきます。案件が10件を超えてもボードは1枚のままなので、上限には触れません。案件数が多く横スクロールが長くなってきたら、リストの並び順を締切が近い案件から左に置き直すと、開いた瞬間に見る場所が固定されます。
②終わった案件のボードは閉じる
この方法が使えるのは、そのボードの管理者である場合です。公式ヘルプによれば、ボードを閉じられるのはそのボードの管理者とPremiumワークスペースの管理者で、閉じたボードを開き直せるのはそのボードの管理者です。自分で作ったボードなら問題ありませんが、クライアントや外注先が作ったボードに招かれているだけの場合は、自分では閉じられません(出典: support.atlassian.com/trello/docs/closing-a-board/ / reopening-a-closed-board/)。
すでに案件ごとのボードで運用している場合は、納品と入金が終わったボードから順に閉じていきます。10枚は同時に開いておける数なので、閉じたボードは枠を占めません。月末に1回、その月に終わった案件を閉じると決めておくと、枠が定期的に空きます。公式ヘルプによれば、閉じたボードはボード一覧に表示されなくなり、編集はできなくなりますが削除はされません。あとから「閉じたボードをすべて表示」で探せます。ただし開き直せるのは10枚の枠に空きがあるときだけなので、開いているボードが10枚のままでは開き直せません。閉じても消えるわけではないため、記録として残しておきたい案件もそのまま保持されます。
③用途ごとにワークスペースを分ける
ボードの10枚もコラボレーターの10人も、数えられる単位はワークスペースです。したがって、クライアントワーク用と個人の作業用でワークスペースを分ければ、それぞれに枠が与えられます。ただし分けた直後は、どのワークスペースにどのボードが入っているかが分かりにくくなるので、最初にワークスペース名を用途そのままの言葉にしておきます。あわせて、ボードを新しく作ったときは公開範囲の設定を必ず確認してください。案件の情報が入るボードを誰でも見られる状態にしないための、最初の1手間です。
自動化の250回を使い切らない組み方
自動化は便利ですが、1か月250回は「毎日何度も動く仕掛け」を作ると意外に早く減ります。回数を節約する組み方は次の3つです。
- 作業量に比例して増える条件は避ける:日々の操作をきっかけにする組み方は、忙しい月ほど回数が伸びます。定型の作業だけに絞ります。
- 動く回数を先に見積もれる条件にする:実行のきっかけを絞れば、1か月あたりの回数を自分で計算できます。
- 手作業のほうが早い処理は自動化しない:ラベルを1つ付けるだけの処理に回数を使うより、手で付けたほうが結果的に速い場面があります。
Trelloの有料プランに上げるべきなのはどんなときか?

課金の判断は「便利そうだから」ではなく、運用の工夫では消えない不便が残っているかどうかで決めます。ボードの枚数は、リスト分割・終わったボードを閉じる・ワークスペースを分けるの3つで回避できますが、ビュー機能の不在だけは無料のままでは解消できません。ここが最も分かりやすい線引きです。
Standard・Premium・Enterpriseの価格と機能の差
公式の料金ページの表記をそのまま並べます。金額はUSD表記のままにしてあります(為替で変わるため、円換算はしていません)。
| プラン | 価格 | 無料との主な差 |
|---|---|---|
| Free | $0 USD | 前掲の上限つき |
| Standard | $5 USD/ユーザー・月(年間払い。月間払いは$6) | ボードを無制限に使用/詳細チェックリスト/カスタムフィールド/カードのミラーリング/リストの色/無制限のストレージ(250MB/ファイル)/コマンドの実行1,000回/月 |
| Premium | $10 USD/ユーザー・月(年間払い。月間払いは$12.50) | ビュー(カレンダー・タイムライン・テーブル・ダッシュボード・マップ)/AI(Atlassian Intelligence)/コマンドの実行が無制限/管理者とセキュリティの各機能 |
| Enterprise | $17.50 USD/ユーザー・月(年1回の支払い。$210.00/ユーザーの年額) | 無制限に使えるワークスペース/組織全体の権限/公開ボード管理/SSO ほか |
個人が検討する対象は実質StandardとPremiumの2つです。Enterpriseは組織全体の権限管理が中心で、Premiumの説明文にも「メンバー最大 100 名のチーム向け」と書かれているとおり、上に行くほどチーム運用の色が濃くなります。
症状別・課金するか運用で粘るかの判断
自分がいま困っていることを左の列から探してください。原因が上限そのものなのか、使い方なのかで打ち手が変わります。
| 症状 | 起きていること | 打ち手 |
|---|---|---|
| ボードが作れる枚数に近づいている | 案件とボードが1対1になっている | まずリスト分割・ボードを閉じる・ワークスペース分割の3つで粘る。それでも足りなければボード無制限のStandard |
| 期日をカレンダーで見たい | ビュー機能はPremiumの欄にある | 運用では解消しない。Premium、または期日を面で見られる別ツール |
| 今日やることが複数ボードに散る | 横断して1画面で見る手段がない | ボードを1枚に統合する。統合できない事情があるならPremium |
| 招きたい相手が10人に近い | コラボレーターがワークスペース単位で数えられている | 用途ごとにワークスペースを分けて枠を確保する |
| 自動化が月の途中で動かなくなる | コマンドの実行が250回/月に達している | 動く回数が読めない条件を減らす。頻度を落とせないならStandard以上 |
| 案件の金額や請求が管理できない | そもそもカンバンが持っている情報ではない | Trelloの上位プランでは解決しない。役割の違うツールを併用する |
いちばん下の行だけ毛色が違います。これは上限の問題ではなく、扱っている情報の種類が違うという話なので、プランを上げても変わりません。
年払いと月払いで単価が変わる
StandardとPremiumは、年間でまとめて払う場合と月ごとに払う場合で、ユーザーあたりの月額が変わります。Standardは年間払いなら$5、月間払いなら$6です。Premiumは年間払いで$10、月間払いで$12.50と記載されています。Enterpriseは年1回の支払いで、ユーザーあたり月額$17.50、年額$210.00です。1年使い続けるかどうかがまだ決まっていない段階なら月間払いから始め、続けると決めてから年間払いに切り替えるほうが、途中でやめたときの負担が小さく済みます。
Trello無料版が合わないと感じたときの代替の選び方
上限に当たったとき、選択肢は「課金する」だけではありません。そもそもTrelloの形が自分の仕事に合っていない可能性もあります。ここは正直に切り分けたほうが、あとで乗り換え直す回数が減ります。
カンバン方式そのものが向かない仕事もある
Trelloはカードを列から列へ動かして進める形式です。この形は「状態が前に進んでいく仕事」と相性が良く、企画から公開までの工程を管理するような使い方では強みが出ます。一方で、1件ごとに金額があり、見積もりを出して、納品して、請求して入金を待つという流れの仕事では、カードの位置だけでは足りない情報が出てきます。いくらで受けたのか、請求は出したのか、入金は済んだのか。これらはカンバンの列では表せません。同じように「ツールの形が合っていない」と感じたときの考え方は、Notionのタスク管理が「めんどくさい」と感じた時の代替案でも整理しています。
乗り換える前に確認する3点
ツールを変えるのは、それ自体が数時間の作業です。移る前に次の3点だけ確認してください。
- いま困っているのは量か、形か:ボードの枚数など量の問題なら、運用の工夫で解決する可能性が残っています。形の問題なら移る価値があります。
- 移すデータはどれか:進行中の案件だけ移して、終わった案件はTrelloに残す、という分け方でも構いません。全部を移そうとして止まる例が多いところです。
- 移った先の無料枠はどこまでか:Trelloで上限に当たった人が、次のツールでまた同じ調べ直しをしないために、先に境界を確認しておきます。他ツールの無料枠は無料のプロジェクト管理ツール6選や、同じく単一ツールの無料枠を整理したTodoist無料版でどこまでできるかが参考になります。
Trello無料版の代替として案件・見積・請求まで1つで管理する
前の章の最後に挙げた「1件ごとに金額があり、見積もり・納品・請求まで続く仕事」を扱っているなら、TASKULという選択肢があります。フリーランス・個人事業主向けに作られたタスク管理ツールで、タスクと案件、クライアント、見積書・請求書を同じ場所で扱えるのが特徴です。
Trelloとの役割の違い
Trelloは1枚のボードの中で作業の進み具合を見るツールで、TASKULは案件そのものを最初から最後まで通して見るツールです。この違いを踏まえて、TASKUL側の条件も正直に書いておきます。
- 無料プラン(Free・¥0)の範囲:プロジェクト10件まで、AIクレジット200/月。Trelloのボード10枚と同じく、無料には数の上限があります。
- Freeプランの上限はプロジェクト10件・AIクレジット200/月:この記事で挙げた「金額や請求まで一緒に管理したい」という用途は、見積書・請求書とクライアント管理がFreeプランに含まれるので¥0のまま試せます。有料プランが要るのは、案件数かAIの利用量が上限を超えたときです。
- LINE通知とSlack連携はStandard以上:通知を他のアプリに寄せたい場合は有料プランが必要です。Googleカレンダー連携はFreeプランでも使えます。
- 向かない人:金額のやりとりが発生しない個人の予定管理や、複数人で1枚のボードを囲んで進めるチーム作業が中心なら、Trelloのカンバンのほうが素直に使えます。
Trelloの無料枠は「タスクを並べて進める」用途に対しては十分で、そこに不満がないなら乗り換える理由はありません。判断が分かれるのは、案件・金額・請求までを1つにまとめたいときです。まずは無料プランで、自分の案件を実際に登録して確かめてみてください。
Trello無料版のよくある質問
Trelloの無料版は何人まで使えますか?
公式の料金ページには「ワークスペースあたり 10 コラボレーターまで無料」と記載されています。数えられる単位はアカウントではなくワークスペースなので、用途ごとにワークスペースを分ければ、それぞれで枠を持てます。1人で使っているうちは、この上限に触れることはありません。
無料版でボードは何枚まで持てますか?
同時に開いておけるのがワークスペースあたり10枚までです。作った累計ではないので、終わった案件のボードを閉じれば枠が戻り、また新しく作れます。案件ごとにボードを作ると枚数と案件数が連動するため、1枚のボードの中でリストを案件名にして分ける方法に切り替えると、案件が増えても枠が減りません。終わった案件のボードを閉じる運用も合わせると、10枚でも当分足ります。
無料版でガントチャートは使えますか?
公式の料金ページ上、カレンダー・タイムラインなどのビュー機能はPremium以上の欄に記載されています。無料プランには「1ボードにつき無制限のPower-Up」が含まれていますが、Power-Upとビュー機能の関係は料金ページに説明がありません。期日を面で見たいことがはっきりしているなら、Premiumか別の手段を検討するのが確実です。
無料版に期間の制限はありますか?
公式の料金ページにFreeプランの利用期間についての記載はなく、価格は$0 USDと書かれています。日数で終わる体験版ではありません。使い続けられるかどうかを決めるのは期間ではなく、ボード10枚・コラボレーター10人・コマンドの実行250回/月・添付10MB/ファイルという数値に収まるかどうかです。
ボードが10枚に達したらどうなりますか?
新しいボードが作れなくなります。公式ヘルプは、ボードを作成・移動・コピーできない原因の1つとして「無料ワークスペースがボードの上限に達している場合」を挙げています。ただし10枚は同時に開いておける数なので、終わった案件のボードを閉じれば枠が戻り、また作れるようになります。閉じたボードは削除されず、空きがあれば開き直せます。
個人利用でも有料プランにする価値はありますか?
あります。ただし価値があるのは、運用の工夫では消えない不便が残っている場合に限られます。ボードの枚数は、リスト分割・終わったボードを閉じる・ワークスペースを分けるの3つで回避できますが、カレンダーやタイムラインで期日を面で見たいという要望は、無料のままでは解消しません。逆に、1枚のボードで足りていて期日もカードの期限で追えているなら、無料のまま続けて問題ありません。
同じように1つのツールの無料枠を公式の記載から整理した記事として、Asanaの個人利用は無料でどこまでできるか(Personalの上限と有料に上げる基準)もあります。リスト・ボード・カレンダーを切り替えて使いたい場合は、あわせて読んでみてください。