ハンドメイド在庫管理表の作り方|材料と作品を分ける9列テンプレートと棚卸の手順
執筆:

「同じ
材料と
複数の
ハンドメイドの在庫管理は「材料」と「作品」を分けると回り出す
ハンドメイドの
なぜ1つの表にまとめると続かないのか?
1枚の
作品は
さらに、
材料・作りかけ・作品で数え方が変わる
分ける
①材料は個・g・mで数える
丸カンや
100個入りの
②作りかけは工程とセットで数える
作りかけの
作品表では
③作品は点で数える
完成した
在庫管理をしないと起きる3つの損
在庫管理表を
- 重複購入:
手元に あるのに 気づかず 同じ パーツを 買い、 使い 切れない 材料が 箱に 増えていきます。 - 材料切れによる
納期 遅れ: 作り 始めてから 足りないと 分かると、 取り寄せの 日数が そのまま 納期の 遅れに なります。 - 年末に
数が わからない: 残っている 材料と 作品の 数が 把握できていないと、 1年分を まとめて 数え直す作業が 発生します。
材料の在庫管理表は9列で足りる|そのまま貼れるテンプレート

材料の
9列の中身と書き方
左から
| # | 列名 | 書く |
記入例 |
|---|---|---|---|
| ① | 管理番号 | 自分で |
M-012 |
| ② | 材料名 | あとで |
丸カン |
| ③ | 規格・ |
同じ |
4mm・ |
| ④ | 仕入先 | 買った |
◯◯ |
| ⑤ | 仕入単価 |
使う |
3 |
| ⑥ | 購入単位・ |
次に |
100個/袋 |
| ⑦ | 現在庫数 |
いま手元に |
38 |
| ⑧ | 発注点 | この |
20 |
| ⑨ | 最終更新日 | 在庫数を |
2026-09-01 |
迷いやすいのは
貼り付け用テンプレート(タブ区切り)
下の
管理番号 材料名 規格・色・サイズ 仕入先 仕入単価(円) 購入単位・入数 現在庫数(個・g・m) 発注点 最終更新日
M-012 丸カン 4mm・ゴールド ◯◯(通販) 3 100個/袋 38 20 2026-09-01
M-013 チェーン 1.5mm・シルバー △△(実店舗) 48 1m単位 2.4 1 2026-09-01
⑤仕入単価と
「100個/袋」
作り方は3通り
この
①スプレッドシートで作る
スマホからも
材料名の
②エクセルで作る
すでに
ファイルを
③手書きのノートで作る
材料の
パソコンを
作品の在庫管理表も9列|「状態」列で複数販路に対応する
作品側も
材料表を
作品は
作品在庫表の9列
| # | 列名 | 書く |
記入例 |
|---|---|---|---|
| ① | 作品番号 | 通し番号 |
A-045 |
| ② | 作品名 | 出品ページの |
◯◯ピアス |
| ③ | 使用材料 |
材料表の |
M-012×4, M-031×1 |
| ④ | 制作原価 |
使った |
320 |
| ⑤ | 販売価格 |
出品している |
2200 |
| ⑥ | 状態 | 制作中/ |
出品中 |
| ⑦ | 出している |
販売サイト名や |
◯◯ |
| ⑧ | 出せる |
いま出品・ |
2 |
| ⑨ | 最終更新日 | ⑧出せる |
2026-09-01 |
工程の
完成品と
委託販売で
③の
使用数まで
2つめは
作品表の貼り付け用テンプレート(タブ区切り)
作品表も
作品番号 作品名 使用材料(管理番号×使用数) 制作原価(円) 販売価格(円) 状態 出している場所 出せる点数 最終更新日
A-045 ◯◯ピアス M-012×4, M-031×1 320 2200 出品中 ◯◯(販売サイト) 2 2026-09-01
S-003 ◯◯ブローチ M-013×0.3, M-028×2 480 3200 制作中(金具付け待ち1点) — 0 2026-09-01
制作原価と
販売サイトとイベントに同時に出すと何がズレるのか?
ズレるのは
1点ものであれば、
ここで
二重販売を防ぐ3つのルール
- イベントに
持ち出す 作品は、 前日までに 販売サイトの 公開を 止める: 状態を 「イベント持出」 に 変え、 ⑦出している 場所に 会場名を 書いて、 その 期間は 販売サイト側の 公開を 止めます。 量産品を 一部だけ 持ち出すときも、 行は 分けません。 持ち出している あいだの ⑧出せる 点数は、 手元と 会場を 合わせた 数のままにします。 実物が 2か所に 分かれている 状態で 数字だけを 分けると、 どちらの 数も 合わなくなるからです。 会場から 戻ってきた 日には、 まず 会場で 売れた 点数を ⑧出せる 点数から 引きます。 5点の うち2点を 持ち出して 会場で 1点売れた なら、 ⑧を 5から 4に 直します。 そのうえで ⑥状態を 「出品中」、 ⑦出している 場所を 元の 販売サイト名に 戻し、 販売サイト側の 公開を 再開してください。 ⑧を 直す前に 公開を 再開すると、 手元に ない 1点を 出品したままに なります。 - 売れた
連絡が 来たら、 発送より 先に 表を 直す: ⑧出せる 点数を 売れた 点数ぶん 減らし、 0に なった 行だけ状態を 「販売済」 に 変えます。 1点ものは 1回で 0に なるので、 そのまま 「販売済」 です。 発送作業を 始めると 梱包に 気を 取られ、 表に 戻れなくなります。 数字を 1つ減らすだけの 作業なので、 梱包前に 済ませてください。 同じ デザインを また 作った ときは、 行を 増や さずに ⑥状態を 「完成」 (出品を 再開したら 「出品中」) に 戻してから、 ⑧出せる 点数に 作った 点数を 足します。 「販売済」 のまま 数字だけ足すと、 その 行は 棚卸で 突き合わせる 対象 (「完成」 「出品中」 「イベント持出」 の 行) から 外れたまま、 月に 一度の 整理で 販売済の 行として 別シートへ 移されてしまい、 在庫が あるのに 在庫表から 消えます。 - 1点ものと
量産品を 見分けられるように する: 1点ものは 出せる 点数が 常に 1か0です。 ①作品番号で 決めた 頭文字 (量産品は A、 1点ものは S) で 並べ替えれば、 二重販売が 起きる 行だけを 絞り込めます。
なお、
材料の在庫管理で材料切れと納期遅れを防ぐには?
材料切れを
発注点(この数を切ったら買う)の決め方
発注点は
- 注文してから
届くまでの 日数を 書き出す: 通販なら 到着までの 日数、 実店舗なら 買いに 行ける 曜日までの 日数です。 - その
日数の あいだに 作る 点数を 見積もる: 直近1か月に 作った 点数を 30で 割って 1日 あたりの 点数を 出し、 それに 1で 書き出した 日数を 掛けます。 1か月に 24点作っているなら 1日 あたり0.8点、 届くまで 5日なら 0.8×5で 4点です。 - 1点あたりの
使用数を 掛けて、 少しだけ上乗せする: ピアスで 丸カンを 4個 使い、 到着まで 5日、 その間に 4点作るなら、 4×4=16個が 下限です。 ここに 予備を 足して 20個を 発注点にします。
上乗せの
材料切れが起きやすい3つのタイミング
発注点を
| 症状 | 起きている |
打ち手 |
|---|---|---|
| 受注が |
1点あたりの |
複数点の |
| イベント準備の |
普段の |
イベントの |
| 共通パーツだけが |
複数の |
使用材料の |
在庫管理表が続かない人のための更新ルール
表が
更新するのは「仕入れた日・作った日・週末」+作品が動いたその場
- 仕入れた
日: 材料表の 現在庫数を 増やし、 最終更新日を 書き換えます。 届いた 箱を 開けた その 場で やると、 あとから 思い出す手間が なくなります。 - 作った
日: 使った 材料を 引き算し、 作品表を 直してください。 新しい デザインなら 1行足します。 すでに 行が ある 量産品は、 ⑥状態が 「販売済」 に なっていれば 先に 「完成」 へ 戻し、 そのうえで ⑧出せる 点数に 作った 点数を 足します。 同じ デザインの 行を 2つ作ると、 ⑧の 合計と 手元の 実物が 合わなくなります。 片付けを 始める 前、 道具が まだ机に 出ている うちに 済ませてください。 - 週末:
発注点を 下回った 材料を まとめて 確認し、 買い物リストにします。 数え直すのは この ときだけでかまいません。
逆に
作品表は、
毎日
記録をやめていい3つの項目
- 少額の
消耗品を 1個単位で 数える こと: 接着剤や 梱包材のような 消耗品は、 現在庫数を 数字で 追わず、 「残りが これくらいに なったら 買う」 という 見た目の 目安だけを 決めて、 その 状態に なったら 買う 運用で 足ります。 数字の 発注点を 決めるのは、 現在庫数を 毎回 書き換える 材料だけでかまいません。 これらは 材料表に 行そのものを 作らず、 買う もの リストの メモにだけ残します。 ただし、 日々の 数を 追わない ことと、 棚卸で 書き出さなくていい ことは 別です。 まとめ買いして 年末に 多く 残っている 消耗品を どう 扱うかは 税務署か 税理士に 確認し、 対象に 含めると 言われた ものだけ、 数える 日に 材料表へ 行を 足して 実地棚卸数を 書いてください。 - 販売済み作品の
履歴を 在庫表に 残す こと: 売れた 行を 表に 積み上げると 行数が 膨らみます。 状態を 「販売済」 に した 行は、 月に 一度まとめて 別の シートへ 移します。 - 写真の
貼り 付け: 作品の 画像は 出品ページに 載っています。 表に 画像を 入れると 1行ごとの データが 重くなり、 行数が 増えた ときに スマホでの 表示が 遅くなります。
ハンドメイドの棚卸のやり方|在庫管理表に2列足すだけで棚卸表になる

棚卸に
在庫管理表をそのまま棚卸表として使う
必要なのは、
- 数える
日を 決めて、 その日は 制作を 止める: 作りながら 数えると、 数え 終わった 材料が また 減ります。 - 実物を
数えて 「実地棚卸数」 に 書く: 表に 書いてある 数は 見ないで 数えます。 先に 見ると、 その 数字に 合わせてしまいます。 - 差異の
列で、 表に 書いてある 数との 差を 出す: 材料表なら ⑦現在庫数、 作品表なら ⑧出せる 点数との 差で、 「実地棚卸数−表の 数」 で 計算します。 差が 出たら、 まず更新を 忘れた 場面を 探します。 ただし、 数える 日に 会場や 委託先へ 出したままの 行だけは、 更新漏れが なくても 差が 出ます。 会場で 売れた 点数を ⑧から 引くのは 戻ってきた 日と 決めている ため、 まだ 戻っていない 行の ⑧は 売れる 前の 数のまま だからです。 この 行は 手順4で 実地棚卸数に 上書きすれば 合います。 それ以外の 行で 出た差は 更新漏れなので、 どこで 漏れたかを メモしておくと、 翌年の 更新ルールが 直せます。 なお、 括弧に 書いた 作りかけの 点数は ⑧に 入っていないので、 差異は 追いません。 突き合わせるのは 各行の ⑧に 入っている 完成品の 点数 (状態が 「完成」 「出品中」 「イベント持出」 の 行) だけです。 ⑥状態が 「制作中」 で ⑧が 0の 行は、 実地棚卸数の 欄に 作りかけの 点数を 書くだけに とどめます。 完成品と 作り かけが 混ざっている 行は、 実地棚卸数には 完成品の 点数だけを 書き、 作り かけは 数え直した 実数で ⑥状態の 括弧を 書き直して (「出品中 (ほかに 金具付け待ち2点)」 など) 残してください。 こう すれば、 作りかけも 数として 表に 残ります。 なお会場や 委託先に 出したままの 行は、 差異の 欄に 符号つきの 数ではなく 「会場売れ1」 のように メモとして 書きます。 - 実地棚卸数を
表の 在庫数に 上書きし、 最終更新日を 入れる: 材料表は 全行の ⑦を 実地棚卸数で 書き換えます。 ただし、 手順3で 棚卸の ためだけに 足した 消耗品の 行は、 ⑦を 空欄のままにしてください。 日々の 数を 追わない 行に 数字を 入れると、 翌年に なっても 古い 数が 残り続けます。 作品表は、 手順3で 突き合わせた 「完成」 「出品中」 「イベント持出」 の 行だけ⑧を 書き換え、 制作中の 行は 実地棚卸数の 欄に 数を 残したまま ⑧を 0のままにします。 なお、 会場や 委託先に 出したままの 行は、 この 上書きで 会場で 売れた 点数を すでに 引いた 数に なっています。 現物が 戻ってきた 日に、 同じ 点数を ⑧から もう一度 引かないでください。 戻った 日に 引くのは、 数える 日より 後に 売れた 点数だけです。 ここで 表と 実物が 一致し、 翌年は この 数字から 始められます。 なお、 実地棚卸数と 差異の 2列は、 次に 数える 日の 最初に 全行いったん消してから 始めてください。 前年の 数字が 残ったままだと、 今年数えた 数と 見分けが つかなくなります。
数える対象で迷ったときの考え方
「作り
書き出したうえで
イベントや
行は
手元を
数を
買った
確定申告の棚卸で、使いかけの材料はどう数える?
使いかけの
作品に
数え方は、
一方で、
作品の
開封済みの
棚卸を
在庫管理は表とアプリのどちらを使うべき?

結論として、
表で足りるケース/アプリを検討するケース
| いまの |
向いている |
理由 |
|---|---|---|
| 材料が |
スプレッドシートの |
列を |
| 販路が |
在庫管理アプリの |
手入力の |
| 作品数は |
表のまま、 |
ズレの |
| 表の |
表を |
重さは |
在庫管理アプリを選ぶときの3つの確認点
- 料金の
形: 買い 切りか 月額かで、 続けた ときの 負担が 変わります。 月額なら、 在庫管理だけの ために 毎月 払える 金額かを 先に 決めます。 - スマホで
在庫を 直せるか: イベント会場や 作業机で 直せないと、 結局 あとで まとめて 入力する ことになります。 - CSVで
書き出せるか: 手元に データを 残せないと、 やめた ときに 数字が 消えます。 乗り換えの ときにも 必要に なります。
表と
ハンドメイドの材料はいつ発注する?在庫管理表だけでは決まらない
発注するのは、
在庫管理表で管理できること・できないこと
役割を
発注、
フリーランス向けの
見積書・
ただし、
在庫の
数は
よくある質問
在庫管理表は無料で作れますか?
作れます。
エクセルを
材料は1個ずつ数えないとダメですか?
すべてを
作りかけの作品は在庫に入れますか?
売れていない
完成品と
複数の販売サイトに出している分はどう数えますか?
手元に
在庫管理表と売上管理表は分けるべきですか?
分けた
更新する
スマホだけで在庫管理できますか?
できます。
まとめ
ハンドメイドの
材料ごとに
右端に
この記事の執筆者
執筆
TASKUL編集部
TASKUL(タスクル)
フリーランスや
