納品後の修正依頼は無料?有料?原因と時期で決める判定表
こちらの作業の誤りは、無料で直すのが基本です。取り決めた期間内ならそのまま無料で直し、期間を過ぎて直す作業が大きいときは費用も相談します。
検収のあとに届いた確認済みの内容の変更と新しい依頼は有料で、時期に応じて追加見積・新規の案件・保守のどれかで受けます。
この記事では、架空の例を1つ使います。コーポレートサイトを納品し、9月10日に検収済みのメールをもらいました。
見積書の備考には「検収から1か月以内のご連絡分は無償で修正」と書いてあります(取り決めも架空です)。10月9日の朝、先方から次の1通が届きました。
件名:サイトの修正のお願い
お世話になっております。公開したサイトについて、3点お願いがあります。
・会社概要の住所が「1丁目」になっていますが、正しくは「2丁目」です
・トップページの写真を、新しく撮った社屋の写真に差し替えたいです
・お問い合わせフォームに「ご希望の連絡方法」の項目を足してほしいです
お手数ですが、よろしくお願いいたします。
3件とも「修正のお願い」として届きますが、判定表に当てはめると、無料で直すもの・追加見積を出すもの・新しい案件として見積もるものに分かれます。
判定の軸は「なぜ直すのか」と「いつ届いたか」
1つ目の軸は原因です。こちらの作業の誤りなのか、先方が確認済みの内容を変えたいのか、もともと頼まれていない作業なのかを分けます。
2つ目の軸は時期です。検収の前か、検収のあとで取り決めた期間内か、その期間を過ぎたあとかを見ます。納品と検収の違いは、納品後の検収と支払期日の記事で説明しています。
原因を見分けるときに比べる相手は、先方の原稿・指示と、検収までに合意した内容です。原稿・指示と違うものは①、合意した内容どおりに作ったものを変えるのは②、合意した内容に無い作業は③になります。
最初の見積書だけと比べると、制作中に合意した変更を見落とします。
原因3つ×時期3つの判定表
原因(行)と時期(列)の組み合わせで、受け方が決まります。検収のあとに無料で直すのは、こちらの誤りだけです。
行が原因、列が時期です。マスには、受け方と、返信メールの章で紹介する例文の番号を入れています。
①は、期間を過ぎていても無料で直すのが基本です。誤りが残ったサイトを、先方はそのまま使い続けることになるからです。
自分の誤りを「期間外です」の一言で断ると、関係がこじれやすくなります。直す作業が大きいときだけ、範囲と日程に加えて費用も相談します。
③は、検収前なら今の案件の追加として見積もります。検収のあとは元の案件が終わっているので、新しい案件として見積書を出します。
時期によって変わるのは、①なら費用を相談する余地があるかどうか、②と③なら修正回数の取り決め・追加見積・新規の案件・保守のどれで受けるかです。無料で直す期間は①のための取り決めなので、期間内に届いても②と③は有料です。
例の1通に当てはめると、届いたのは10月9日で、9月10日の検収から1か月以内です。住所は①×期間内、写真は②×期間内、フォームの項目は③×期間内なので、無料で直すのは住所の1件だけです。
3つの原因の見分け方
見分けるときは、先方の原稿・指示と検収までに合意した内容を、依頼の中身と並べます。原因ごとに、制作でよくある依頼を挙げます。
①こちらの作業の誤り
先方の原稿や指示と違うものを納めていたら①です。原稿と違う文字が入っている、取り決めた画面幅で表示が崩れる、リンク先が指示と違う、といった依頼がこれに当たります。
動画なら台本と違うテロップの誤字、記事なら指示された表記のルールとの違いも①です。
例の住所は、先方の原稿に「2丁目」と書いてあったので①です。検収で先方が見落としていても、原稿と違えば①のままです。原稿のほうが「1丁目」だったなら、②として扱います。
②確認済みの内容を変えたい
原稿・指示や合意した内容のとおりに作ったものを、先方の希望で変える依頼は②です。確認済みの写真を差し替えたい(例の写真)、確認済みのバナーの色を変えたい、という依頼が代表的です。
③新しい依頼
合意した内容に無い作業は③です。フォームに項目を足す(例のフォーム)、ページを1枚増やす、動画の短い版を別に作る、などがあります。
1通に複数の依頼が混ざっているとき
例の1通を1行1件に分けると、無料で直すのは住所の1件だけになります。
1行に1件ずつ分けてから、1件ずつ判定表に当てはめます。例の1通は3行に分かれ、住所は①、写真は②、フォームの項目は③になります。
「承知しました、すべて対応します」と先に返さないようにします。①だけのつもりでも、先方は3件とも無料で直してもらえると受け取りやすくなります。
届いた依頼を1行1件に分ける書き方は、修正指示を1行1修正にまとめる一覧表の記事が参考になります。
検収後に無料で修正する期間はいつまで?
見積書や契約書で期間を決めていれば、その期間までです。決めていなければ、民法の決まりが基準になります。
民法は、納めた物が約束と違ったときに仕事を受けた側が負う責任を定めています。直す、代金を減らすといった責任で、一般に「契約不適合責任」と呼ばれます。以前は「瑕疵(かし)担保責任」と呼ばれていました。
期間を決めていないときは、民法の決まりが基準になる
民法637条では、先方が不備を知った時から1年以内にこちらへ知らせないと、先方は不備を理由に直すよう求めることができなくなります。数え始めるのは、納品日ではなく先方が不備に気づいた日です。
「納品から1年は無料で直す義務がある」という意味ではありません。また、納めた時点でこちらが不備を知っていた場合や、大きな不注意で気づかなかった場合には、この1年の区切りは当てはまりません。
この条文は、決まったものを完成させて納める契約(請負)の決まりです。作業そのものを引き受ける契約(準委任)など、契約の形によって扱いが変わることがあります。
自分の案件がどちらに当たるか迷うときは、厚生労働省の委託で第二東京弁護士会が運営するフリーランス・トラブル110番に相談できます。電話は0120-532-110、受付は9:30〜16:30(土日祝日を除く)です(2026年10月10日に確認)。
先方の指示どおりに作った部分は、不備にならない
民法636条は、先方の指示によって生じた不適合(約束と違うところ)を理由に、先方が直すことや減額を求めることはできないと定めています。先方から「使いにくいので直して」と言われても、指示どおりに作った部分なら、判定表の②として追加見積で相談できます。
ただし、指示が適当でないと知りながら黙っていた場合は別です。確認の段階で気づいた心配な点は、メールで伝えて記録を残しておきます。なお、例の写真の差し替えは、そもそも不備ではなく内容の変更の依頼です。
納品後のやり直しとフリーランス法
フリーランス法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)の5条2項2号は、こちらに責任が無いのに、受け取った後で成果物をやり直させ、利益を不当に害することを禁じています。対象は、一定の期間以上続く業務委託などの条件を満たす取引です。
②の変更を無料で求められたとき、この決まりに当たるかどうかは条件しだいです。当てはまる条件は、修正回数とフリーランス法のやり直し禁止の条件をまとめた記事で確かめられます。
期間を決めていなかった案件は、今回どうする?
今回は①だけを無料で直し、②は追加見積、③は新しい案件の見積で相談します。期間の取り決めが無いことを理由に、①まで断る必要はありません。
そのうえで、次の案件から見積書の備考に期間を書きます。書く2行は、記録表の章で紹介します。
修正依頼への返信メールの例文3つ
3つの例文の中心になる1文を並べました。全文は、このあとの例文①〜③で紹介します。
判定表のマスに書いた番号の例文を選び、[ ]の中を書き換えて送ります。例のように1通に①②③が混ざっていたら、1通の返信に例文①②③の本文を並べて構いません。
例文①:自分の誤りを無料で直す
判定表の①に当たるときの例文です。誤りを認め、直す範囲と期日を伝えて、直したあとの確認をお願いします。
件名:[案件名]会社概要の住所の修正について
[先方の名前]様
お世話になっております。[自分の名前]です。
ご連絡いただいた会社概要の住所は、いただいた原稿と違う表記で入れておりました。
こちらの誤りです。申し訳ございません。
[10月10日]までに「2丁目」に直し、直したページのURLをお送りします。
こちらの誤りのため、費用はいただきません。
お手数ですが、URLが届きましたら表示をご確認ください。
取り決めた期間を過ぎてから届いた誤りに使うときは、「こちらの誤りのため、費用はいただきません。」の1行を「無償で修正する期間は過ぎておりますが、こちらの誤りのため、費用はいただきません。」に替えます。直す作業が大きく費用も相談したいときは、同じ1行を「直す範囲が大きいため、範囲と日程、費用についてご相談させてください。」に替えます。期日を書いた行は消し、範囲が決まってから改めて伝えます。
お詫びは1回で足ります。お詫びのつもりで、値引きや別の作業の無料対応を申し出ないようにします。次の依頼のときに、無料の範囲が広がったと受け取られやすくなるからです。
例文②:確認済みの内容の変更に、追加見積を出す
判定表の②に当たるときの例文です。依頼のお礼のあとに、確認済みの内容からの変更であることを伝え、見積書を送ってから作業に入ると書きます。
件名:[案件名]トップページの写真の差し替えについて(お見積り)
[先方の名前]様
お世話になっております。[自分の名前]です。
トップページの写真の差し替えのご依頼、ありがとうございます。
写真の差し替えは、[9月10日]の検収でご確認いただいた内容からの変更になります。
そのため、追加の作業としてお見積りさせてください。
費用と作業日数をまとめた見積書を、[10月10日]までにお送りします。
ご了承をいただいてから、作業に入ります。
「変更になります」と事実だけを書き、先方の判断を責める言い方はしません。合意した追加分を請求書に入れるときは、見積書と金額が違う請求書の書き方を参考にしてください。
例文③:新しい依頼を、新規の案件として受ける
判定表の③と、期間を過ぎた②に当たるときの例文です。納めた内容に含まれていなかった作業であることを伝え、新しい依頼として見積もります。
件名:[案件名]お問い合わせフォームの項目追加について
[先方の名前]様
お世話になっております。[自分の名前]です。
お問い合わせフォームに項目を足すご依頼、ありがとうございます。
項目の追加は、今回お納めした内容に含まれていなかった作業です。
そのため、新しいご依頼としてお見積りいたします。
ご希望の時期を教えていただければ、日程と費用をお送りします。
[今後も定期的な更新をお考えでしたら、月ごとの保守のかたちもご相談いただけます。]
期間を過ぎた②に使うときは、件名と依頼のお礼の行を依頼に合わせて書き換え、「項目の追加は、〜作業です。」の1行を「[写真の差し替え]は、検収でご確認いただいた内容からの変更になります。」に替えます。理由に書くのは原因だけです。
「無償で修正する期間を過ぎたため」と書くと、期間内なら無料だったと読まれます。最後の[ ]の1行は、更新が続きそうな相手にだけ残します。
返信を送る前に確かめる3つ
例文を書き換えたら、送る前に次の3つを手元で確かめます。1つでも欠けていると、判定表のどのマスに当たるかを先方に説明できません。
- 検収済みのメールと、その日付
- 無償で直す期間の取り決め(見積書の備考・契約書・やり取りのメール)
- 先方の原稿・指示・確認済みの内容と、依頼の中身との違い
ここまでの例で、届いた1通に対して手でやる作業は5つあります。
- 1通を1行1件に分ける
- 3件をそれぞれ判定表に当てはめる
- 例文を選んで返信を書く
- 写真の差し替えの見積書を作って送る
- どの依頼が受注まで進んだかを記録する
修正依頼が届くたびに、この5つの作業を繰り返します。取引先が増えるほど、4つ目と5つ目の作業が重なっていきます。
納品後の修正依頼は、保守と新規の案件のどちらで受ける?
小さな更新が毎月続くなら保守、1回きりのまとまった作業なら新規の案件で受けます。判定表で②か③になった依頼が続くようなら、1件ずつ見積もるか保守にまとめるかを、頻度と中身で決めます。
依頼の頻度と中身で決める
小さな依頼でも、ときどきしか来ないなら新規の案件です。依頼の大きさではなく、頻度と中身で受け方を決めます。
依頼のパターンごとに、向いている受け方と見積の出し方を並べました。金額は、自分の料金表で決めます。
クラウドワークスの「みんなのお仕事相談所」には、「バナーを納品、報酬の支払いも確定後、サイズをクライアント様が間違って依頼されていたとのことで、リサイズを依頼されました」という相談があります。投稿した人は、比率が大きく変わるため「再作成として改めてご依頼いただきたい」と考えていました。
判定表に当てはめると、先方の指示どおりに作ったものを変えたい②なので、有料で受けてよい依頼です。相談の文面には無償で直す期間の取り決めが出てこず、報酬の支払いも確定しているので、ここでは期間を過ぎた②として扱います。
作業の量は新しく作るのと変わらないので、追加見積よりも、上の表の3行目(ページの追加など)と同じく新規の案件として見積もる受け方が合います。クラウドソーシング経由の受注でも考え方は同じですが、納品後の扱いはサービスごとの規約も確認してください。
保守を提案するときに先に書くこと
保守に含む作業と含まない作業を、先に書き出して見せます。「サイトのことは何でも」と受けると、ページの追加まで保守に含まれると思われやすくなります。
期間と見直しの時期も、最初に決めます。[半年]ごとに内容を見直すと決めておけば、依頼が減ったときに保守をやめる相談もしやすくなります。
届いた修正依頼を記録して、次の見積書に期間を書く
判定と返信が済んだら、依頼を1行ずつ記録し、次の案件の見積書に無償で直す範囲と期間を書きます。記録が残っていれば、同じ取引先から次の依頼が来たときに、前回どう扱ったかをすぐ確かめられます。
納品前の動画編集で、初稿のあとに届いた修正指示を1つずつ表に分ける方法は、動画編集の修正指示の受け方とタイムコード付き一覧表で説明しています。
コピーして使える修正依頼の記録表
タブ区切りなので、コピーして表計算ソフトに貼ると列に分かれます。中身は、例の1通を記録したものです。
受付日 依頼の中身(1行1件) 原因 時期 判定 送った例文 見積書の状態
10/9 会社概要の住所を「2丁目」に直す ①こちらの誤り 期間内 無料で直す 例文① なし(10/10に修正済み)
10/9 トップページの写真を差し替える ②確認済みの変更 期間内 追加見積 例文② 送付済み
10/9 フォームに「ご希望の連絡方法」を足す ③新しい依頼 期間内 新規の案件 例文③ 日程の返事待ち
見積書の状態の列は、送ったら「送付済み」、了承の返事が来たら「受注済み」に書き換えます。「送付済み」のまま日がたっている行は、こちらから確認の連絡を入れる目印になります。
次の見積書の備考に書く2行
次の案件からは、見積書の備考に次の2行を入れておきます。[ ]の数は、案件の大きさと自分の手の空き具合で決めます。
納品物にこちらの作業の誤りがあった場合は、検収から[ ]か月以内にご連絡いただいた分を無償で修正します。
検収でご確認いただいた内容の変更や、新しい作業については、別途お見積りします。
1行目で期間を決めておくと、期間を過ぎてから大きな直しが必要になったときに、費用を相談しやすくなります。2行目があれば、期間内に届いた変更や新しい作業も有料だと、最初から伝わります。
無償で直す期間は、法律で決まった長さがありません。確かめられる相場の統計も見当たらないので、人から聞いた「何か月が普通」をそのまま書かないようにします。
取引先ごとに決めた期間は、フリーランスの顧客管理表のテンプレートに「無償で直す期間」の列を足して残しておくと、次の依頼のときにすぐ確かめられます。
TASKULで修正依頼を案件にして見積書を送る手順
返信メールの章の終わりに書き出した5つの作業のうち、1つ目(1行1件に分ける)と4つ目(見積書を作って送る)は、TASKULで手間を減らせます。届いた1通を貼るとAIがタスクの形で下書きし、そのタスク名が見積書の明細の行になります。
5つ目(受注まで進んだかの記録)は、見積書の状態を自分で切り替えて残します。2つ目(判定表に当てはめる)と3つ目(返信を書く)は、TASKULではできないので自分でやります。
- 「新規プロジェクト作成」から「依頼文・議事録から自動作成」を選び、プロジェクト名を入れて、届いた1通をそのまま貼ります。クライアントは選んでも選ばなくても作れます。修正依頼は、元の案件とは別のプロジェクトにします。
届いた修正依頼のメールを、件名からそのまま貼った状態です。「登録する」を押すと、AIが依頼文から概要・タスク・追加質問を作ります。データは架空です。
- 作成すると「プロジェクトを作成しました。AIが案件を分析中…」と出て、AIが依頼文から概要・タスク・追加質問を作ります。タスクが依頼ごとに分かれていなければ、ここで直します。
1通に混ざっていた3件を、依頼ごとに1件ずつのタスクにした状態です。このタスク名が、見積書の明細の行になります。データは架空です。
- 案件の「見積」タブで「見積書を作成」を押します。タスク名がそのまま明細の行になるので、今回の見積書に入れない行は削除してください。例では、無料で直す住所の行と、日程を聞いてから見積もるフォームの行を削除します。
- 写真の差し替えの行に単価を入れて「保存」し、「リンクを発行して送付」を押します。下書きだった見積書は「送付済み」に変わり、共有リンクが表示されます。「コピー」を押して、例文②で約束した見積書のメールに貼って送ります。
- 先方から了承の返事が来たら、状態を自分で「受注済み」に切り替えます。
住所とフォームの行を削除し、写真の差し替えの行に単価を入れて送付した見積書です。了承の返事が来たら、左上の状態を「受注済み」に切り替えます。データは架空です。
無料で直す住所のタスクは、直したら完了にしておくと記録になります。見積タブに出る見積書は1案件につき1通なので、フォームの項目追加は、日程が決まったら別のプロジェクトとして作り、そちらで見積書を出します。
修正依頼を元の案件と別のプロジェクトにするのも同じ理由です。分けておけば、最初の見積書と追加の見積書が混ざりません。
見積書には「備考・特記事項」の欄があり、前の項で紹介した2行もここに書けます。
TASKULでできないこと・向かない人
TASKULは、無料か有料かを決めてはくれません。先方が見積書を開いたかどうかも分かりません。できることとできないことを次の表にまとめます(2026年10月時点のアプリの仕様で確認)。
先方が共有リンクを開くと、この見積書のページが表示されます。受注のボタンは無いので、了承はメールでもらいます。備考の欄には、「次の見積書の備考に書く2行」を、例の取り決めの「1か月」で埋めて入れています。データは架空です。
修正依頼が年に1〜2件なら、記録表だけで足ります。また、Freeプランはプロジェクト10件までなので、修正依頼ごとにプロジェクトを分けると早く埋まります。
AIクレジットの月200は回数ではありません。TASKULの料金表には、Standard(月2,400クレジット)で「プロジェクト作成 約16回」という目安が載っています。
1回あたり約150クレジットなので、Freeプランで依頼文から作成できるのは月1回ほどです。有料プランはプロジェクト数の上限が無いので、依頼が多い人は14日間無料で使い勝手を確かめてから決めてください。
見積書・請求書とクライアント管理は、Freeプラン(¥0・プロジェクト10件まで・AIクレジット200/月)でも使えます(料金は2026年10月10日にTASKULの料金表で確認)。届いた修正依頼を1件、貼って案件にするところから試せます。
納品後の修正依頼でよくある質問
検収のあとに誤字が見つかりました。無料で直すべきですか?
こちらの作業の誤りなら、無料で直すのが基本です。取り決めた期間を過ぎていても同じで、直す作業が大きいときだけ費用も相談します(例文①)。先方の原稿のとおりに入れた誤字なら、確認済みの内容の変更として扱います。
先方の指示どおりに作った部分を「使いにくいから直して」と言われたら?
判定表の②として、追加見積で相談します。民法636条は、先方の指示によって生じた不適合を理由に、先方が直すよう求めることはできないと定めています。ただし、指示が適当でないと知りながら黙っていた場合は別です。
納品から半年後に「少し直して」と頼まれたら?
こちらの作業の誤りでなければ、期間に関係なく追加見積か新しい依頼として見積もります。期間を過ぎていて同じような更新が続きそうなら、保守のかたちを提案します(例文③)。
原因がこちらの作業の誤りなら、期間を過ぎていても無料で直すのが基本で、直す作業が大きいときは費用も相談します(例文①)。
無償で直す期間は何か月にすればいいですか?
法律で決まった長さは無く、確かめられる相場の統計も見当たりません。案件の大きさと自分の手の空き具合で決め、見積書の備考に書いておきます。決めないまま「納品後も対応します」と約束すると、いつまで無料なのかで食い違いやすくなります。
新しい依頼を断ってもいいですか?
取り決めの外の新しい依頼は、受けるかどうかを自分で選べます。断るときは、時期をずらす・新しい案件として見積もるなど、代わりの受け方を1つ添えると角が立ちにくくなります。
検収の前に届いた修正は、どう扱いますか?
制作中の修正なので、修正回数の取り決めで扱います。回数の数え方と、上限を超えた分の伝え方は、修正回数の上限と追加料金の記事で説明しています。
まとめ|納品後の修正依頼は原因と時期で決めて、今日1通返信する
納品後の修正依頼は、1行1件に分けてから、原因と時期の判定表に当てはめます。要点は次の3つです。
この記事のまとめ
- こちらの作業の誤りは無料で直すのが基本。期間を過ぎて直す作業が大きいときだけ費用も相談する
- 検収のあとに届いた確認済みの内容の変更と新しい依頼は有料。時期と頻度で、追加見積・新規の案件・保守のどれで受けるかを選ぶ
- 次の案件から、見積書の備考に無償で直す範囲と期間の2行を書く
まずは今届いている依頼を判定表に当てはめ、例文を選んで今日1通返信してください。修正依頼が重なって見積書を作る手間が増えてきたら、TASKULのFreeプランで、届いた1通を案件にするところから試せます。
