フリーランス

デザイン案の確認依頼メール例文|見てほしい所・修正の送り方・期限を書く

公開日

執筆:TASKUL編集部

デザイン案の確認依頼メール例文|見てほしい所・修正の送り方・期限を書く

デザイン案ができて、あとはクライアントに送るだけ。「ご確認をお願いします」と1行添えて送ったら、戻しがメール・チャット・電話に分かれて何回も届いた。そんな経験はありませんか。

デザイン案の確認メールには、見てほしい所・今回は見なくていい所・見方・修正の送り方・返事の期限を書きます。件名、何の案か・何回目か、修正回数の残りと合わせた8項目を1通に入れておくと、戻しがまとまって届きやすくなります。

この記事は、WebサイトやLP、バナーのデザインを受けているフリーランスのデザイナー・ディレクターで、これから初稿を送る人向けです。1通に入れる8項目の表、架空のLP初稿で書き直した例文、修正の送り方をお願いする文例を紹介します。

確認メールを受け取った側の返信の書き方は扱いません。送ったあとに返事が来ない場合は、クライアントの確認が遅いときの催促文例を見てください。

最後に、届いた戻しを作業に分ける手間をTASKUL(タスクル)で減らす方法も、できないことと合わせて紹介します。

デザイン案の確認メールには何を書く?1通に入れる8項目

件名と本文に、次の表の8項目を入れます。特に大事なのは「今回は見なくていい所」と「修正の送り方」の2つです。

「ご確認をお願いします」だけの1通では、どこを見て、どう返すかを先方が自分で決めることになります。担当者が見る所と上司が見る所、返し方がばらばらになり、戻しも分かれて届きます。8項目は、それを先にこちらで決めて渡すためのものです。

1通に入れる8項目と、書かないと起きること

デザイン案の確認メールに入れる8項目の図。「確認メールに入れる8項目」と題し、1 件名、2 何の案か・何回目か、3 今回見てほしい所、4 今回は見なくていい所、5 見方、6 修正の送り方、7 返事の期限と、それで決まる次の日程、8 修正回数の残りが並び、4と6が緑で強調されている
デザイン案の確認メールに入れる8項目です。特に大事な「今回は見なくていい所」と「修正の送り方」を緑で示しています。
項目 書く中身 書かないと起きること
①件名 案件名・何の案か・何回目か・返事の期限 ほかのメールに埋もれて、先方が探せない
②何の案か・何回目か 「相談会LPのデザイン初稿(PC版・スマホ版)」のように、対象と版 2回目以降、どの版への戻しなのか分からなくなる
③今回見てほしい所 決めてほしいことを3つまで、番号を付けて 細かい所に指摘が集まり、決めたい所の返事が来ない
④今回は見なくていい所 仮の文章・仮の写真・ダミーの数字 仮の文章の言い回しに指摘が来て、差し替える所に時間を使う
⑤見方 リンク、PCとスマホのどちらで見るか、開き方 スマホ版をPCで縮めて見て「文字が小さい」と返ってくる
⑥修正の送り方 番号つき・1つの修正を1行・場所はスクショの印か言葉で・社内の確認を済ませて担当者1人からまとめて1回 メール・チャット・電話に分かれて届き、上司の指摘が後から来る
⑦返事の期限と、それで決まる次の日程 「○日までにいただければ、○日に次の案をお送りします」 返事の日が読めず、次の作業の日程を組めない
⑧修正回数の残り 「お約束した修正2回のうち、1回目のご確認です」 何回でも直せると受け取られ、回数を超えたところで話がこじれる

⑧の回数は、見積や契約のときに決めた取り決めを書きます。回数の数え方や、超えたときの追加料金の決め方は、修正回数の上限と追加料金の決め方で紹介しています。

件名は「案件名+何の案か+何回目か+期限」で、ほかのメールと見分けられるようにする

件名は、先方が受信箱であとから探すときの手がかりになります。「デザインについて」のような件名だと、同じ取引先からの別のメールと並んだときに見分けられません。

件名:【相談会LP】デザイン初稿(PC版・スマホ版)のご確認のお願い(11月10日まで)
件名:【相談会LP】デザイン修正版(PC版・スマホ版)の2回目のご確認のお願い(11月17日まで)

やり取りを返信でつなげていくと、件名に「Re:」が重なり、どの版の話か分からなくなります。2回目の確認は、件名の「初稿」を「修正版」に変え、「2回目の」を足した新しいメールで送ると、どの版への戻しかが件名で分かります。

デザイン初稿を提出するメールの例文|「ご確認お願いします」だけの1通と8項目で書き直した1通

同じLPの初稿を送る場面で、2通を比べます。どちらも架空の例です。取引先はリフォーム会社の株式会社サンプル、担当者は田中様、送る人はデザイナーの山田です。案件は、リフォーム相談会の申し込みLP(1ページ・PC版とスマホ版)です。

ビフォー:1行だけの確認メールと、3回に分かれて届いた戻し(架空)

件名:デザインについて

田中様

お世話になっております。山田です。
LPのデザイン案ができましたので、お送りします。ご確認お願いします。
(PDFを2点添付)

このメールを11月5日(木)に送ったあと、戻しは次のように届きました。

届いた日 届いた経路 届いた戻し
11月6日(金) メール 全体的にいい感じです。「はじめての方へ」の文章を、もう少しやわらかくできますか。
11月9日(月) チャット スマホ版、文字が小さくて読みにくいです。申し込みボタンも、もう少し目立つ色がいいです。
11月11日(水) 電話 部長が見て、トップの写真は家族の写真より施工事例のほうがいいそうです。料金表も、安いプランを左にしてほしいとのことです。

ここで起きたことは4つです。「はじめての方へ」の文章は原稿をもらう前の仮の文章で、直しても差し替える所でした。スマホ版はPDFをPCで開いて見ていたため、文字が実際より小さく見えていました。

部長の指摘は、田中様の戻しが届いたあとに電話で来ました。さらに返事の期限を書いていなかったので、戻しがいつ出そろうのか分からず、次の案を送る日を決められませんでした。

アフター:8項目で書き直した1通(架空のLP初稿)

同じ初稿を、8項目を入れて書き直します。そのまま写して使えるように、本文は「■」の見出しで5つに区切っています。

件名:【相談会LP】デザイン初稿(PC版・スマホ版)のご確認のお願い(11月10日まで)

株式会社サンプル
田中様

お世話になっております。山田です。
リフォーム相談会LPのデザイン初稿(PC版・スマホ版)ができましたので、
ご確認をお願いいたします。
お見積りでお約束した修正2回のうち、1回目のご確認です。

■今回見ていただきたい所(3つ)
1. ファーストビューの見出しと写真の方向性
2. 料金表のプランの並び順
3. 申し込みボタンの色と文言

■今回は見なくていい所
・本文の文章は仮の文章です。原稿をいただいてから差し替えます
・写真は仮の写真です。方向性だけご覧ください
・料金の数字はダミーです

■見方
PC版:(閲覧用のリンク)
スマホ版:(閲覧用のリンク)
スマホ版は、お手元のスマートフォンで開いてご覧ください。
PCで開くと縮小されて、実際より文字が小さく見えます。

■修正のお送りについて
・番号を付けて、1つの修正を1行でお書きください
・場所は、スクリーンショットに印を付けるか、
 「ファーストビューの見出し」のように言葉でお示しください
・社内でご確認いただいたうえで、田中様からまとめて1回で
 お送りいただけますと助かります

■ご返信の期限
11月10日(火)までにご返信いただければ、11月13日(金)に修正版をお送りします。
11月27日(金)の公開に向けて進めております。

ご不明な点がありましたら、お気軽にお知らせください。
よろしくお願いいたします。

長く見えますが、先方が読むのは「■」で区切った5つのまとまりです。見てほしい所は3つまでに絞ります。

4つ以上並べると、どれを先に決めればよいかが伝わりにくくなります。結びは「ご確認をお願いいたします」のほか、「ご確認いただけますと幸いです」でも失礼にはなりません。

言い回しを整えることより、何をいつまでに返してほしいかを書くことに時間を使います。

ビフォーで起きたことを、アフターのどの項目で防いだか

ビフォーで起きたこと 防いだ項目 アフターの1通に書いたこと
仮の文章「はじめての方へ」に指摘が来た ④今回は見なくていい所 本文は仮の文章で、原稿をいただいてから差し替える
スマホ版をPCで見て、文字が小さく見えた ⑤見方 スマホ版は、お手元のスマートフォンで開いてほしい
戻しがメール・チャット・電話の3つで届き、部長の指摘が最後に来た ⑥修正の送り方 社内で確認を済ませて、田中様からまとめて1回で
次の案を送る日を決められなかった ⑦返事の期限と、それで決まる次の日程 11月10日(火)までなら、11月13日(金)に修正版を送る

申し込みボタンの色と、部長が見た写真・料金表は、アフターでは「見てほしい所」の3つに入っています。指摘が来ること自体は防げませんが、最初の戻しにまとめて入れてもらいやすくなります。

デザイン確認メールで修正の送り方をお願いする文例|番号つき・1行1修正・まとめて1回

修正の戻しをまとめて1回で受け取る流れの図。「戻しはまとめて1回で」と題し、メール・チャット・電話に分かれた戻しを、「社内で確認」「担当者1人」「まとめて1回」の順に通して、番号つきで「1つの修正を1行で」の一覧にする
メール・チャット・電話に分かれて届く戻しを、社内で確認してから担当の方1人がまとめて1回で、1つの修正を1行にして返してもらう流れです。

メールの後半で、次の3つをお願いします。この形で届けば、戻しをそのまま作業の一覧に移せます。

お願いする3つのこと

①番号を付けて、1つの修正を1行で

「見出しを大きくして、色も変えて、写真も差し替えて」のように1つの文に3つの修正が入っていると、直したつもりで1つ抜けることがあります。1行に1つずつ分かれていれば、抜けたかどうかを行ごとに確かめられます。

番号があると、返信でも「1と3は直しました。2は確認させてください」と番号で答えられます。どの指摘への返事かを、文章で説明し直さずに済みます。

②場所はスクリーンショットの印か、言葉で

「上のほうの文字」では、どこのことか分かりません。画面のスクリーンショットに丸を付けてもらうか、「ファーストビューの見出し」「料金表の右の列」のように、場所の名前で書いてもらいます。

先方がスクリーンショットに慣れていない場合は、デザイン案の各部分に番号を振った画像を1枚添え、「場所は番号でお書きください」とお願いする方法もあります。

③社内で確認を済ませて、担当の方1人からまとめて1回で

担当者が確認したあとに上司や別の部署が見ると、戻しが2回、3回に分かれます。「社内でご確認いただいたうえで」と一言書いておくと、先方の担当者が上司に見せる段取りを先に組むきっかけになります。

誰が最後に決めるのかが分からない取引先なら、初稿を送る前に「最終的にご判断される方はどなたですか」と聞いておきます。決める人が分かっていれば、その人に見てもらう日を逆算して期限を決められます。

お願いの文例(メールに足す4行)

修正は、番号を付けて1つの修正を1行でお書きください。
場所は、スクリーンショットに印を付けるか、「ファーストビューの見出し」のように言葉でお示しください。
お手数ですが、社内でご確認いただいたうえで、田中様からまとめて1回でお送りいただけますと助かります。
(例)1. ファーストビューの見出しを「はじめてのリフォーム相談会」に変える

最後の行のように1行の例を1つ添えると、書き方が伝わりやすくなります。届いた修正を一覧表にまとめる方法は、届いた修正依頼を1行1修正の一覧表にする方法で、表の列とテンプレートまで紹介しています。

デザイン案の確認メールで、仮の文章・仮の写真であることを伝える書き方

仮の文章や仮の写真は、先方から見ると本番のものと見分けがつきません。何も書かずに送ると、ビフォーの例のように、あとで差し替える文章の言い回しに戻しが来ます。

先に「ここは見なくていい」と書いておくと、先方が決めてほしい所から見てくれやすくなります。書き方は「何が仮か」と「いつ本物に変わるか」の2つです。

  • 仮の文章:「本文の文章は仮の文章です。原稿をいただいてから差し替えます」
  • 仮の写真:「写真は仮の写真です。方向性だけご覧ください」
  • ダミーの数字:「料金の数字はダミーです。正式な金額をいただいてから入れます」

写真は、全部を「見なくていい」にすると、写真の方向性まで見てもらえなくなります。アフターの例では、写真の方向性を「見てほしい所」の1つ目に入れ、写真そのものは仮と書いて分けています。

原稿や写真をまだもらっていない場合は、仮で組んだことに加えて、原稿がいつまでに届けば次の案に間に合うかも書いておきます。原稿の届く日が決まらないと、仮の文章のまま2回目の確認に進むことになります。

デザイン案の確認メールで返事の期限はどう書く?次の日程とセットで

日付と曜日を書き、「この日までにいただければ、○日に次の案をお送りします」と次の日程を添えます。期限だけを書くより、返事が遅れたときに何がずれるかが先方に伝わります。

期限の日付と、それで決まる次の日程を1文で

返事の期限と次の日程をつなげて伝える図。「返事の期限と次の日程をセットで」と題し、11月10日(火)ご返信、11月13日(金)修正版をお送りします、11月27日(金)公開の3つが矢印でつながっている
架空の例の日程です。11月10日(火)までに返事があれば11月13日(金)に修正版を送り、11月27日(金)の公開につなげます。

アフターの例では「11月10日(火)までにご返信いただければ、11月13日(金)に修正版をお送りします」と書き、その下に11月27日(金)の公開に向けて進めていることを添えました。先方は、期限を守れば公開日に間に合うことを、日付で読み取れます。

「なるべく早めに」「お手すきの際に」は、日付になりません。期限を何日先に置くかは、先方の社内で誰が見るかによって変わります。修正の送り方の章で書いたように、最終的に判断する人が分かっていれば、その人が見られる日の翌日を期限にします。

最初の1通には、公開に間に合わなくなる最後の日付までは書きません。先に書くと、その日まで返事を延ばしてよいと受け取られやすくなるからです。

期限を過ぎても返事が来ないときの連絡の順番と文例は、クライアントの確認が遅いときの催促文例で紹介しています。

デザイン案をFigma・PDF・テスト環境で送付するときのメールの書き方

見方に書くことは、デザイン案の送り方で変わります。どの送り方でも、PC版とスマホ版をそれぞれどの画面で見てほしいかは書きます。

送り方 見方に書くこと 書かないと起きること
Figmaのリンク 閲覧できるリンク/見てほしい画面の名前/戻しはメールでまとめて送ってほしいこと(ファイルにコメントを付けてもらう場合は、その付け方を1行で) どの画面を見ればよいか分からず、見てほしくない画面に戻しが来る。戻しがコメントとメールに分かれる
PDF PC版とスマホ版のファイル名/スマホ版はスマートフォンで開いてほしいこと PCで縮めて見て、文字の大きさを判断される
テスト環境のURL URL/ID・パスワードがある場合はその伝え方/見る端末とブラウザ/まだ動かない部分 ログインできずに止まる。作り込んでいない部分を不具合と受け取られる

どの送り方でも、送る前に一度、先方と同じ立場でリンクを開けるかを確かめます。自分がログインしている状態だと開けても、先方の手元では開けないことがあるからです。

テスト環境で見せるときは、まだ動かない部分を「申し込みボタンは押しても送信されません」のように具体的に書いておきます。書いていないと、確認の戻しに不具合の報告が混ざります。

デザイン確認メールへの戻しがばらばらに届いたときの聞き返し方|1行1修正に直して番号で聞く

こちらで1つの修正を1行に直し、番号を付けて、分からない行だけを聞き返します。8項目を書いて送っても、戻しが番号なしの長文で届いたり、何回かに分かれて届いたりすることはあるからです。

3回に分かれた戻しを5行に直した例(架空)

ビフォーの例で3回に分かれて届いた戻しを、1つの修正を1行に直すと、次の5行になります。かっこの中は、そのまま直せる「修正」か、先方に聞かないと直せない「要確認」かの区分です。

  1. ファーストビューの写真を、家族の写真から施工事例の写真に替える(修正)
  2. 料金表を、安いプランが左になるように並べ替える(修正)
  3. 申し込みボタンの色を、より目立つ色にする(要確認:どの色にするか)
  4. スマホ版の文字を大きくする(要確認:スマートフォンで開いても小さいか)
  5. 「はじめての方へ」の文章をやわらかくする(要確認:仮の文章のため、原稿で差し替えてよいか)

修正の2行は、そのまま作業に入ります。要確認の3行だけを、番号を付けて1通で聞き返します。

番号で聞き返す文面

件名:【相談会LP】初稿へのご意見の確認(3点)

田中様

お世話になっております。山田です。
初稿へのご意見をありがとうございました。いただいた内容を5つに分けました。
1と2は、このまま修正します。3〜5の3点だけ、確認させてください。

3. 申し込みボタンの色:添付のA案(オレンジ)とB案(濃い緑)のどちらがよろしいでしょうか
4. スマホ版の文字:お手元のスマートフォンで開いても、小さく見えますでしょうか
5. 「はじめての方へ」の文章:いまは仮の文章です。原稿をいただいてから差し替える形でよろしいでしょうか

11月12日(木)までにご返信いただければ、11月16日(月)に修正版をお送りします。
よろしくお願いいたします。

ボタンの色のように「目立つ色」とだけ言われた行は、色の名前を聞き返すより、2つの案を見せて選んでもらうと、先方も答えやすくなります。一覧表の列の作り方や、修正・追加・要確認の分け方は、届いた修正依頼を一覧表にする手順にあります。

上司から後で別の指摘が来て、お約束の修正回数を超えそうなときは、回数を超えた修正の扱いを先に決めておきます。

この例で、戻しが届いてから手でやった作業を数えると、次の5つになります。

  1. メール・チャット・電話の3か所から、戻しを1か所に集める
  2. 集めた戻しを、1つの修正を1行にして5行に書き出す
  3. 5行のうち、要確認の3行を決めて、聞き返す文面を書く
  4. 聞き返しの期限(11月12日)と、次の案を送る日(11月16日)を控える
  5. 先方に送ったPC版・スマホ版のリンクを、修正版を送るときにもう一度探す

初稿でも修正版でも、戻しが届くたびに、案件ごとに同じ5つを繰り返します。デザイン案を並行して出している取引先が3社あれば、その3倍です。

デザイン確認メールへの戻しをTASKULで作業に分ける手順と、できないこと

戻しの処理を自分でやることとTASKULでできることに分けた図。「戻しの処理、どこまで任せる?」と題し、自分でやるのは「戻しを1か所に集める」「要確認を決めて聞き返す文面を書く」、TASKULでできることは「AIに下書きさせられます」「確認中と期日」「重要リンク」。下に「できたタスクは自分で見比べて直します」
自分でやる作業と、TASKULに任せられる作業を分けた図です。

前の章で数えた5つの作業のうち、2つ目の5行への書き出しは、TASKULの「一括追加」に戻しを貼って、AIに下書きさせられます。4つ目の期限はタスクの状態「確認中」と期日で、5つ目のリンクは案件の「重要リンク」で、案件ごとに1か所に残ります。

1つ目の戻しを集めることと、3つ目の要確認を決めて聞き返す文面を書くことは、自分でやる作業のままです。

TASKULは、フリーランス向けのタスク管理ツールです。案件(プロジェクト)ごとにタスクを持ち、「全てのタスク」の画面で全部の案件のタスクを一覧にできます。

ここで使う機能は、無料のFreeプラン(プロジェクト10件まで・AIクレジット200/月)でも使えます。

戻しを「一括追加」の「テキスト入力」に貼って「AIで作成」を押す

「全てのタスク」の画面で「インポート」を押すと、「一括追加」の画面が開きます。最初は「ファイルインポート」のタブが出ているので、「テキスト入力」に切り替えて、届いた戻しを貼ります。

貼るときは、どの案件への戻しかが分かる1行(例:「株式会社サンプル 相談会LP 初稿への戻し」)を先頭に足しておきます。テキスト入力の画面には案件を選ぶ欄が無く、どの案件のタスクにするかはAIが文面から判断するためです。

TASKULの「一括追加」画面の「テキスト入力」タブに、デザイン案の初稿への戻しを貼った状態。1行目に「株式会社サンプル 相談会LP 初稿への戻し」、続いて11月6日(金)メール・11月9日(月)チャット・11月11日(水)電話で届いた3回分の戻しが入っていて、右下に「AIで作成」ボタンがある
「テキスト入力」に、ビフォーの例で3回に分かれて届いた戻しを、案件名の1行を先頭に足して貼った状態です。データは架空です。

「AIで作成」を押すと、AIが文面を読んで案件やタスクを作ります。AIへの指示には「1行=1プロジェクトまたは1タスクとして忠実にデータ化する」「日付情報があれば納期や開始日に設定する」と書かれています。この記事ではAIが作った結果の画面は載せていません。

できたタスクは、前の章の5行と1行ずつ見比べて、名前と行の分け方を直します。

貼った文面は、AIが読み取るためにTASKULのサーバーへ送られます。先方の個人名や電話番号が入っている場合は、消してから貼ります。

まだ案件を作っていない場合は、案件の追加画面の「依頼文・議事録から自動作成」にも貼れます。こちらでPDFや画像を添えると、「AI分析時にサーバーで読み取られます」と画面に表示されます。

5行の一覧を作ってあるなら「ファイルインポート」で読み込む

前の章の5行を表計算ソフトで一覧にしてあるなら、CSVで保存して「ファイルインポート」から読み込めます。「タスク名」「ステータス」「期日」「クライアント」「案件」のような列名にしておくと、読み込んだあとの「カラムマッピング」で、どの列を何に使うかが選ばれた状態で出ます。

TASKULの「一括追加」の「ファイルインポート」で、相談会LPの戻しを5行にしたCSVを読み込んだ画面。「タスク 5件」「プロジェクト 1件」と出て、カラムマッピングではタスク名・案件・クライアント・期日・ステータスの列が選ばれ、No.1とNo.2の期日は2026/11/16、No.3〜No.5の期日は2026/11/12と表示されている
5行のCSVを読み込むと、列名から「案件」の列は「プロジェクト」に、ほかの列も同じ名前の項目に割り当てられた状態で出ます。「インポート実行」を押すとタスクになります。データは架空です。

「ステータス」の列に「確認中」と書いた行は、状態が「確認中」のタスクとして入ります。聞き返している3行を「確認中」、期日を返事の期限の11月12日にしておくと、自分が手を動かす「未着手」の2行と一覧で見分けられます。

PC版・スマホ版のリンクを、案件の「重要リンク」に置く

案件の詳細画面にある「重要リンク」で「追加」を押し、PC版とスマホ版の閲覧用のリンクを登録します。修正版を送るときも、メールをさかのぼって探さずに、この場所からリンクを開けます。

TASKULの案件「相談会LP」(株式会社サンプル)の詳細画面。「重要リンク」に「相談会LP 初稿 PC版(閲覧用)」と「相談会LP 初稿 スマホ版(閲覧用)」の2件があり、下の「プロジェクトのタスク」ではNo.1とNo.2が「未着手」で期日2026/11/16、No.3〜No.5が「確認中」で期日2026/11/12になっている
案件の詳細画面です。重要リンクにPC版・スマホ版のリンク、タスクには先方に聞き返している3件が「確認中」と期日11月12日で並びます。データは架空です。

TASKULでできないこと

  • 確認メールの文面は作りません。TASKULからクライアントにメールを送ることもできないので、メールは自分のメールソフトかチャットで送ります。
  • 先方がリンクを開いたか、デザイン案を見たかは、TASKULには分かりません。
  • タスクに「修正」「追加」「要確認」の区分を付ける項目はありません。区分は自分で決め、タスク名に書き足すか、状態で分けます。
  • 番号や行の分け方を、AIがいつも同じように読み取るとは限りません。できたタスクは自分で見比べて直します。
  • 聞き返す文面は作りません。要確認の行を決めて文面を書くのは自分です。

戻しが届く案件が月に1件ほどなら、前の章の5行のようにメモ帳へ書き出すほうが早く済みます。

複数の取引先にデザイン案を並行して出していて、戻しが届くたびに書き出しと期限の控えを繰り返しているなら、TASKULのFreeプランで、届いた修正の戻しを貼って作業に分ける流れを試せます。

デザイン案の確認メールについてよくある質問

チャットで送る場合や、返事が来ない場合など、1通の書き方の外で迷いやすい点を集めました。

メールとチャット(Chatwork・Slack)のどちらで送ればいいですか?

先方がふだん使っている方で送ります。チャットで送るなら3〜4行に縮め、8項目のうち「何の案か・何回目か」「見てほしい所」「見なくていい所」「返事の期限」の4つを残し、修正回数の残りも一言添えます。

たとえば「相談会LPの初稿(修正2回のうち1回目)です。見てほしいのは、見出しと写真の方向性、料金表の並び、ボタンの色と文言の3つです。文章と写真は仮です。11月10日(火)までにまとめてご返信いただければ、13日(金)に修正版をお送りします」と書きます。チャットで届く依頼の扱い方は、Chatworkのタスク管理の使い方で紹介しています。

確認の返事が来ないときは?

期限の翌営業日に、まず1回、確認の連絡を入れます。最初の1通に書いた期限と次の日程を引いて、返事がいつ来れば予定どおり進められるかを伝えます。

2回目以降の文例と、公開日をずらす相談の仕方は、クライアントの確認が遅いときの催促文例で紹介しています。

修正回数の残りは毎回書いたほうがいいですか?

毎回書きます。「2回のうち2回目のご確認です」と書いておけば、先方に最後の回であることが伝わり、戻しをまとめてもらうきっかけになります。回数の数え方や、超えたときの追加料金の決め方は、修正回数の上限と追加料金の決め方を参考にしてください。

「全体的にもう少しおしゃれに」のような戻しはどう聞き返しますか?

言葉の意味を聞き返さず、方向の違う2案を見せて選んでもらいます。「おしゃれ」が色の話なのか、余白や文字の大きさの話なのかは、先方も言葉にしにくいからです。よく出るあいまいな言葉の言い換えは、あいまいな言葉の言い換え表にまとめています。

デザイン案は何案出すのがいいですか?

見積や依頼の時点で決めた数を出します。決めていなかった場合は、初稿を送る前に何案出すかを先方に伝えておきます。あとから案を足すと、確認する先方の手間も、こちらの作業も増えます。

確認メールを受け取った側は、どう返信すればいいですか?

この記事は送る側向けのため、返信の文例は載せていません。送る側がお願いする書き方は、「修正の送り方をお願いする文例」の章にまとめています。

まとめ|デザイン案の確認メールは8項目で送り、戻しはまとめて1回で受け取る

デザイン案の確認メールには、件名・何の案か・見てほしい所・今回は見なくていい所・見方・修正の送り方・返事の期限・修正回数の残りの8項目を書きます。見てほしい所は3つまで、期限には次の日程を添えます。

修正は、番号つきで1つの修正を1行に、社内の確認を済ませて担当の方1人からまとめて1回で送ってもらいます。それでも長文で届いたら、こちらで1行1修正に直し、要確認の行だけを番号で聞き返します。

まずは、いま送ろうとしているデザイン案のメールに、「今回は見なくていい所」と「修正の送り方」の2つを足して送ってみてください。戻しが届くたびの書き出しと期限の控えが手間になってきたら、TASKULのFreeプランで、届いた修正の戻しを貼って作業に分ける流れを試せます。

TASKUL - フリーランス向けAIタスク管理ツール 14日間無料

この記事をシェアする X Facebook LINE

この記事の執筆者

執筆

TASKUL編集部

TASKUL(タスクル)の編集チーム

フリーランスや制作会社向けのタスク管理ツール「TASKUL(タスクル)」の編集チームです。複数の案件を抱える制作者から寄せられる、段取り・見積・請求の困りごとをもとに記事を書いています。

コラムの記事一覧を見る